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2008年08月15日

闘将!!川蜻蛉 代々木に立つ!!

昨年、右手中指脱臼、左鎖骨骨折の為、欠場。
涙を飲んだ・・
今年も、闘猛の熱い夏がやって来た!

鹿と戦い、滝に打たれ、山を駆け、この日の為に修行して来た。

2008年8月9日 全日本空手道剛柔会全国大会 
闘将!!川蜻蛉 代々木に立つ!!


流派云々を説明すると長くなるので割愛。
簡単に言うと、剛柔流空手は伝統一派と呼ばれ、組手は「寸止め」で行われる。故に、寸止め・伝統空手は弱い、実践では使えない・・等と揶揄されているが・・

当流派では、伝統の技を継承する為、「何でもあり」の組手「自由組手」と言う競技がある。

通常、禁止されている 金的・膝・肘・ローキック 当然、顔面もありだ。なので、「何でもあり、何でも自由な組手=自由組手」と言う訳だ。

それ故に、出場選手は18歳以上有段者であり、師範の推薦がないと出場資格が無いと言う 恐ろしい競技。。 毎年、負傷者続出の全国大会メインイベントだ。

結果は・・惜敗であった。

昨年、同じ支部の先輩を倒した相手であり、敵討ちとは建前で、勝てば先
輩を越える!
との思いで立ち向かった。相手は、4段 道場持ちのプロだ・・ 

何度か接触した後、中段前蹴りが鳩尾を貫く。
返す足は、そのまま円弧を描き オイラの顔面を捉えた。

ミッシと骨の軋みを感じると、口の中一杯に鉄の味がした。
その後はよく覚えていない、鼻血を出して、涙を流して、赤くそまったヨダレ
を垂れ流し・・
蹴られた右腕が痺れて言う事を聞かない。
ローキックで左足は立っているのが精一杯だ・・

2分間の激闘、相手も目を充血させ、口元からは血を流している。
判定は、2対1 で相手の勝ちだ。

顔面の穴と言う穴から液体を流したオイラと、相手は抱き合った。
互いの健闘を称えて・・ 「汚いですよ」と言うと、「汚いもんか!ありがとう、
良い戦いが出来た」と言ってくれた。格下のオイラなのに。。

今年で37歳。
初出場した3年前、鳩尾を蹴られ崩れ落ちる、オイラを見て死んじゃうよ!
と涙した長男よ。(世界チャンピオン戦1回目)

2年前の大会では、成す術無く敗れ去った悔しさを、共に涙し、分かち合
った次男よ。(世界チャンピオン戦2回目)

昨年、骨折を押してエントリーしたオイラを必死に止めた妻よ。

男ならば、格闘家ならば、1度は夢見る「最強」の2文字。

父であり、夫である前に、オイラは 漢 でありたい。

金も地位も名誉も何も無いが、誇りと名誉の為だけに戦い、
血を流す事が無駄だろうか。。 
その答えは、きっと・きっと あの場所にあり、目の前に立つ好敵手が教えてくれると思う。
その答えを得る迄は、立ち続けたい。

数年後、息子があの場で、オイラの目の前に立ちはだかる日迄。

もう出るな、出ないで良い・・と言ってくれる 師匠。
師匠は今年で43歳。新進気鋭の若手時代、世界を狙えると太鼓判を押された程の人。しかし、事故で両手の指の大半を失い、出血多量で死の淵に立った時、教え子顔が浮かび、三途の川から生還したと聞いた。
師匠、オイラも教え子でしょ?大会には出られない、自ら闘う事が出来ない師匠に代わり師匠の手となり、足となり 師匠が提唱した「受け手の組手」。
その戦いを実践し、出来れば表彰台に登りたい。。 闘猛の熱い・熱い夏は終わらない。









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この記事へのコメント
熱いね~熱すぎるよ~

でもね・・・
我々のような子供も小さく、
奥さんもまだ若い年代は
背負っているものもそれなりに大きくなってる
はずだよ

夢を追い求めるのはいいことだけど
ほどほどにね

あまり奥さんに心配かけちゃダメだよ~

私でいう釣りも一緒かな?

試合に備えてコンディションを整える
これもある意味戦いですよね
否!
戦いは既に始まっているのだ!!
人類は、我々優良種たるジオン国国民に
導かれねばならないのであ~る!!!
ジーク ジオン ・・・

あれ?脱線??
Posted by SAGE愛好会 at 2008年08月15日 15:00
闘猛さん

負けたとはいえ、1:2の判定ということはプロの道場主と
互角に渡り合ったということ。
その勇気、その精神力、その漢気は本物でしょう。
それは相手が一番よく判っていて、故に「ありがとう」の
言葉があったのだと思います。

ただ、人生には節目があり、そこを越えると「漢」としての
役割は変化していくものであると私は思います。
それは、一人の人間として自らに課す役割のことです。

3度目の挑戦で結果を出した今(胸を張ってそう言って下さい)、
闘猛さんの「漢」としての役割はなんでしょう?
4年前に初出場したときと同じでしょうか?
選りすぐりの有段者通しの闘いを勝ち抜くことなのでしょうか?
それとも、一回り大きくなった「漢」としての新たな役割は
ないのでしょうか?

他の方達のご意見も聞きつつ、ご自分で考えてみて下さい。
Posted by jbopper at 2008年08月15日 23:13
剛柔流でしたか。
今も大会に出られるとは…しかも自由組み手。
ある意味極真に移って正解と思ったことがありました。
実は高校の時から数年少々。
もちろん組み手の試合には出たことありません。

何をもって戦うのか。
って大いなる疑問ですね。
答えは出ないですよね。キット
でも、何か掴んだものはあるはず。
大事にしてください。
Posted by トーマス at 2008年08月16日 00:13
男として気持ちは判る!
凄い判るが、敢えて家族としての意見を言わせてもらうよ

もう止めなさい!!
本気で心配・・・(;^^A
もし、仕事に影響するような怪我をしたら・・・
もし、後遺症が残るような怪我をしたら・・・
困るのは誰なのか、少し思いを巡らせて欲しい
相手が手加減できるくらい「弱かった」頃なら、心配してなかったけど、プロと互角という事は・・・どれだけ危険か

しかし、それだけのリスクを背負ってもやりたいのであるなら(その気持ちも判らないでもないよ・・・)、きちんと奥さんと話し合った方が良いよ
自分の気持ちだけで戦えるほど、身軽な訳じゃないしね♪
Posted by Kawatombo Ken at 2008年08月17日 10:00
大会出場、本当にお疲れさまでした!
30代半ばを過ぎて、なお現役としての活躍には、
遠い昔に空手の道を志した者として頭が下がる思いです。
兄上(Kenさん)のおっしゃること、確かにその通りですね。
スパッとFF道だけに専念することができればご家族や
お身内の方たちも少しは心配の種が減るのでしょうが・・・・
でも、TOMO自身が何処で現役としての気持ちに区切りを
つけられるかですね・・・
Posted by tobitani at 2008年08月18日 14:30
SAGE愛好会さん>コメント遅くなり申し訳ございません。
家族には心配掛けっぱなしですが(^^; 
自分の夢でもあるのですが、親父の闘う背中を見て、子供達が何かを感じてくれれば・・と思い 今日も戦います。。
Posted by TOMO at 2008年08月20日 13:58
jbopperさん>コメント遅くなり申し訳ございません
重いお言葉ありがとうございます。ズッシリと今の自分の心に来ました。。
【自分の背負った責任】は有段者との戦いでは無いです。
でも・・ 今はこれしかいえません、すみません。 よく考えます。
Posted by TOMO at 2008年08月20日 14:04
トーマス さん>コメント遅くなり申し訳ございません。
自分は、芦原会館から伝統空手に移った派です。
何故闘うのか?何故あの組手に出場するのか?妻や子供に聞かれます。
名誉?誇り?本能? 何でしょう・・ 答えは・・ ありませんかね・・
FFも自然と魚と己自身との戦いだと私は思います。

自分のエゴなのでしょうか・・ 解りません。
来年も又、あの場に立つと思います。答えを見つけるでは無く、掴んだ何かを確認するために。
Posted by TOMO at 2008年08月20日 14:08
Kawatombo Ken>コメント遅くなり申し訳ございません。

FFマンとして、万が一 渓で息絶えるのであれば本望。

と言うと、逸脱しすぎかな・・ 

オイラ個人としては、あの場で最悪の状態になろうと本望。
だと思っているが、先に書いた【自分の背負った責任】を果たせなくなるのは本末転倒か・・

今は、来年も出る!と個人的には思っていますが、周りは止めろと言っている。 止めても良い言う気持ち半分、やり残した事があるので未だ止められないのが半分。。 よく考えて、相談して決断します。
Posted by TOMO at 2008年08月20日 14:15
tobitaniさん>コメント遅くなり申し訳ございません。
FFに専念するのが良いのかな~やっぱし・・(^^;
現役の区切りは今の結果では、踏ん切りはつきません。
でも・・ ボチボチでしょうかね・・
Posted by TOMO at 2008年08月20日 14:17
TOMOさん!初めまして!
ちさやんと申します。
Kenさんのところから来ました!
私の本名は「TOMO」です。

いや~・・・アツイですね。
実は、私も「アツイ人」なんです。
すごくわかります。
何故か、読んでいて目頭が熱くなりました。
Kenさんの心配するのもわかります!
続けたいTOMOさんの気持ちも・・・
大切なモノがいっぱいあるんですね。
空手・釣り・家族・・・・欲張りサン(o^-')b

で、Kenさんのブログ・・・
TOMOさん爆釣やないですかっ!
怪我は・・・・??
Posted by ちさやんちさやん at 2008年08月28日 09:48
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